日本現代美術振興協会は7月6日から11日の6日間、大阪市中央公会堂とクリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)の2会場で現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2022」を開催する。
20回目を迎える今回は、「Expanded」セクションを新設。タイトルは会場の拡張、作品の拡大、アートの概念の拡張という意味を込めて決定した。かつて造船所として稼働した広大な敷地を活かし、開催趣旨に賛同したギャラリーから、植松奎二氏、大西康明氏など国際的にも注目を集める17名による14プランの作品が集結。複数のギャラリーが1つの広大な空間を共有し、日本初となる大型作品や、インスタレーションなどダイナミックな展示を行う。また物理的なサイズだけでなく、メディアの垣根を越えたものや、パフォーマンス作品など、世間がイメージするアートから一歩踏み出した作品群との出会いを創出する。
ギャラリーが個々に出展を行う「Galleries」も継続し、総勢54軒のギャラリーが出展予定。ギャラリスト独自の審美眼で選び抜いた作品の展示販売を行う。
会期中の3日間、2会場を結ぶ「アートクルーズ」を運行。歴史や建造物の紹介のほか、アート解説を加えたイベントオリジナルの水の旅を楽しめる。また2会場を直接結ぶシャトルバスも運行予定となっている。