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北星鉛筆のゴミを出さない「大人の水彩色鉛筆」(第11回町工場見本市2025)

文房具・エコロジー商品の研究開発を行う北星鉛筆は、1月29日から31日までの3日間、東京ビッグサイト東展示棟で開催された「第11回町工場見本市2025」(主催:葛飾区・東京商工会議所葛飾支部)に「大人の水彩色鉛筆3.3スターターキット」を出展した。

通常の木製色鉛筆と違い、口金を緩め持ち手の部分にある金具をスライドさせることで芯を出すため、削りカスが出ない「ゼロダストペンシル」になっている。いくら使っても短くならないため、一定の描き心地が続くのも嬉しい仕様だ。

また、水彩であるため、芯の部分を濡らすことで水彩絵の具のような使い方も可能。使い続けて短くなった芯を水で溶かし、絵の具として使えば最後まで無駄のない文房具となる。

スターターキットには赤、黄、緑、青、黒、白といった混ぜて色を作りやすい色と、混ぜても作りにくい色が入っており、絵を描くことを考えた内容になっている。各色の替え芯も付属している。

見た目は昔懐かしい木製色鉛筆に近いデザインになっているため、まさに一味違う「大人の」色鉛筆と言えるだろう。

※2025年2月6日 記事編集

シンコキュウの深呼吸誘発卓上型呼吸デバイス「シンコキュウ」(WELL-BEING TECHNOLOGY 2025)

慶應義塾大学で行われた呼吸のデザインに関する研究成果を実用化するシンコキュウは、1月29日から31日までの3日間、東京ビッグサイト東展示棟で開催された「WELL-BEING TECHNOLOGY 2025」(主催:WELL-BEING TECHNOLOGY実行委員会)に深呼吸を誘発する卓上型呼吸デバイス「シンコキュウ」を出展した。

このデバイスは①呼吸リマインド、②呼吸コーチング、③呼吸カスタマイズという3つの機能を備えている。人や物の動きを見た時に、その動きを疑似的に感じてしまう「運動共感」を利用し、デバイスのさりげない動きによりユーザーに呼吸を促す。慶應義塾大学特別研究員RPD(日本学術振興会)であり、同社代表の三好加寿代氏が学術研究に基づきデザインした。

プロトタイプを使ったユーザーテストでは「集中力維持による生産性向上」、「ストレス軽減」、「深呼吸の習慣化」といった効果が見込めることが明らかになった。オフィスや在宅勤務でのちょっとした休憩時間にこのデバイスを使うことで、生産性向上やウェルビーイングの向上、夜中の睡眠の質の改善などが期待できるという。

同デバイスは2023年11月に開催されたハードウェアコンテスト「GUGEN2023」で大賞を受賞。副賞としてプロトタイプ開発の支援を受け、β版のレンタル販売を2024年8月に開始した。

東京企画装飾の「Re-board」を活用したサステナブルなブース(SCビジネスフェア2025)

東京企画装飾は、1月22日から24日までの3日間、パシフィコ横浜で開催された「SCビジネスフェア2025」(主催:日本ショッピングセンター協会)に出展した。今回のブースでは環境に配慮した展示空間を提案し、新素材「Re-board(リボード)」を活用したデザインを披露した。

「Re-board」は100%リサイクル可能なエコ素材で、FSC認証木材を原料とする。耐湿性・耐久性に優れながら軽量で、ディスプレイや什器、展示ブースの壁や床など幅広い用途に対応できる。同社では4月から社内一貫生産を開始するという。

ブースは「Re-board」を中心に構成され、壁面や装飾のほぼ全てをこの素材で制作。来場者が実際に触れて体験できるスペースを設けたほか、ベンチや展示台などの什器も展示し、軽量でありながら強度の高い特性を紹介した。

Re-board製ベンチ(左)と木製ベンチの比較。Re-boardの強度と軽さを体感できた。

また、同社が開発した巨大木製ガチャマシン「MOKUガチャ」の展示も行い、木工製作技術の高さもアピールした。同社は今後も環境負荷の少ない展示・ディスプレイの開発を進め、持続可能なイベント空間の実現を目指す方針だ。

専用コインを投入し、ハンドルを回すとカプセルが出てくる。カプセルは約300個収納可能。サイズはH1800mm×W800mm×D600mm。
専用コインを投入し、ハンドルを回すとカプセルが出てくる。カプセルは約300個収納可能。サイズはH1800mm×W800mm×D600mm。

2月にイベント・展示会業界に向けシンポジウム開催 テーマは「安全対策」と「サステナビリティ」 ポートメッセなごや

ポートメッセなごやMICEコンソーシアムは、2月18日に「イベント安全対策シンポジウム」を開催する。テーマにイベントの安全対策と、サステナビリティを掲げ、会場の利用者と関連企業に課題解決のヒントを提案する。

シンポジウムの第1部は「イベントの安全と防災対策」を取り上げる。気象庁名古屋地方気象台・地震津波火山防災情報調整官の仲岡茂氏が、気象庁の発表する情報を災害対策にどう活用するかについて講演を行う。昨年8月に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発令されたことからも、地域にとって注目度の高いプログラムだ。ポートメッセなごやでも地震臨時情報を受けて、防災指針を改訂した。同会場は集客施設や企業が隣接しているとともに周辺を海に囲まれ、橋が分断されると孤立してしまう環境だ。イベントの企画を担当する愛屋博司館長は「シンポジウムをきっかけに、イベント関係者だけでなく、周辺施設とも安全対策について意識を共有していければ」と話す。

ほかにも講演では、日本展示会協会・安全対策委員会委員長であり、メッセフランクフルトジャパン・代表取締役社長の梶原靖志氏が登壇し、イベントの施工や撤去時の安全対策について説明をする。また日経イベント・プロ執行役員の安藤英賢氏は、展示会開催中に震災を経験した自身の体験から得た教訓について講じる。

第2部は「サステナブルなイベントの開催」について取り上げる。日本展示会協会・サステナビリティ推進委員会副委員長の白川陽一氏と、日本イベント産業振興協会・サステナビリティ委員会委MICE員長の越川延明氏が登壇予定だ。内容は昨年9月にイベント・MICE業界6団体が制作した「イベント・MICE設置する。
「イベントの開催中に災害や事故が起きた場合、責任者だけではなく実際にイベントの現場に立つ人が正しい対策を知っていなければ、迅速な対応ができない。どのような形でもイベントに関わるすべての方に参考になると思う。さらにすべてのビジネスで求められつつあるサステナビリティの考え方について、今後はイベントの世界でも必須となるだろう。ぜひ名古屋から発信する2つのトピックスについて学び、事業に役立ててほしい」(愛屋氏)。

現在シンポジウムの参加者を募集している。参加費は無料で、事前申し込みが必要。申込はポートメッセなごやの専用フォーム(https://portmesse.com/symposium)から。

◆開催概要
日 時: 2月18日(火)13:00~16:30
会 場: ポートメッセなごや コンベンションホールA
参加費: 無料(要事前登録)
詳細・申込ページ:
https://portmesse.com/symposium

「第939号 見本市展示会通信」発行しました

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙「第939号 見本市展示会通信」を発行しました。

主な記事
・一面のニュース:ハノーバーメッセ2025 世界70カ国から4000社出展、第
99回インターナショナル・ギフト・ショー春2025ビッグサイト東・南展示棟で ほか
・2025年 新年会ダイジェスト
・〈連載〉受注を目指す企業の展示会出展ガイド 才流・岸田慎平氏
・〈新連載〉展示会で成果をあげる! 丸山メソッド 丸山久美子氏
・〈連載②〉展示会ビジネスの魅力と未来 堀正人氏×管埜寛之氏

発行について:第939号 2025年(令和7年)2月1日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら<

沖縄の自然を活かしたテーマパーク「ジャングリア沖縄」7月25日に開業決定

マーケティング会社の刀(大阪府大阪市:代表取締役 CEO 森岡毅氏)とジャパンエンターテイメント(沖縄県名護市:代表取締役 CEO 加藤健史氏)は2025年1月28日、沖縄本島北部に位置する大型テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」を同年7月25日に開業すると発表した。あわせてチケット料金やアトラクション概要、経済波及効果なども明らかにした。

ジャングリア沖縄の入場チケットを含む旅行パッケージは公式サイトでの販売に先駆け、2025年1月29日よりJTB商品取扱店および旅の予約センターで先行販売を開始する。1Dayチケットの料金は国内在住の場合大人6,930円、子供4,950円、訪日外国人の場合は大人8,800円、子供5,940円となる(いずれも税込価格)。このほかスパチケットもあり、今後はアトラクションをスムーズに楽しむことのできるチケットなども予定している。

ジャングリア沖縄は、神秘と生命力に満ちた世界自然遺産「やんばる」を擁する沖縄北部の圧倒的な大自然を舞台に、都会にはない興奮と贅沢を体験できるのが特徴。大型オフロード車に乗って大型恐竜から逃げる「DINOSAUR SAFARI(ダイナソー サファリ)」や、直径約23mの巨大な気球に乗り込み標高200mを越える上空からの景色を楽しめる「HORIZON BALLOON(ホライゾン バルーン)」など、自然を生かした豊富なアトラクションが用意されている。

また、雄大なジャングルと青空のパノラマを楽しめる「PANORAMA DINING(パノラマ ダイニング)」や、パーク中心部に位置する「WILD BANQUET(ワイルド バンケット)」では、沖縄県産の食材をふんだんに使った料理を楽しむことが可能。さらに、自然に囲まれた「SPA JUNGLIA(スパ ジャングリア)」や屋外ステージ「BREEZE ARENA(ブリーズ アリーナ)」では、ここでしか味わうことのできない非日常体験を提供する。

ジャングリア沖縄はかつてユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を再建させた森岡氏が手掛けることからも、国内外から大きな注目を集める。関西大学ではジャングリア沖縄の経済波及効果について、開業からの15年で約6兆8,080億100万円、雇用創出は88万1,531人と試算。刀とジャパンエンターテイメントは、ジャングリア沖縄を沖縄県内だけでなく日本の観光にとって大きな影響を与えるプロジェクトへと成長させていく方針を掲げる。

新規展を加えた「日経メッセ2025」1133社3103小間規模で開催へ

2024年の日経メッセ

日本経済新聞社はこれからの日本の街づくり・店づくりを支える様々な製品やサービス、ソリューションが集まる「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」(構成展:JAPAN SHOP、建築・建材展、ライティング・フェア、リテールテックJAPAN、SECURITY SHOW、ビルメン CONNECT、Good 家電 Expo、フランチャイズ・ショー)を2025年3月4日から7日までの4日間、東京ビッグサイト東・南展示棟で開催する(フランチャイズ・ショーは5日から3日間)。

同展は1972年の初開催から数えて50年以上の歴史を持つ日本有数の産業展示会。今回の全体の開催規模は2025年1月29日現在、1,133社・団体3,103小間にのぼる。

少子高齢化や労働力不足、サステナブルな社会の実現など多様な課題に直面する中、様々な企業が生産性向上や利益重視にとどまらず、それらの課題解決につながるサービスの展開に取り組んでいる。会場では「商業施設を中心とした地域活性化」「労働力不足を解消するDXの活用」「リアル店舗とネット通販の融合」「訪日客の誘致・対応」「健康で安全・安心な社会・環境づくり」などに関する最新の情報や取り組みを紹介する。来場者は小売・流通・建築・デザイン・情報・通信・飲食店関係者などのビジネスユーザーを見込んでいる。

また、今回より「ビルメン CONNECT」を日経メッセに新設。清掃・警備などのロボット、現場管理システムなどが一堂に集まる。

「SCビジネスフェア2025」3日間で延べ37470人が来場

SCビジネスフェア2025

日本ショッピングセンター協会(会長:清野智氏)は1月22日から24日までの3日間、パシフィコ横浜でショッピングセンター(SC)業界最大のイベント「第49回日本ショッピングセンター全国大会(SCビジネスフェア2025、第30回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会)」を開催した。

「SCビジネスフェア2025」の来場者数は、パシフィコ横浜展示ホールで3日間開催した「商談展示会」が延べ3万6,920人(前回:3万6,750人)、1月22日にアネックスホールで開催した「セミナー・懇親パーティー」は延べ約550人(前回:約500人)だった。

また、会議センター・メインホールで1月24日に開催した 「第30回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会」の見学者数は延べ2,000人(前回:2,000人)となり、第49回日本ショッピングセンター全国大会は延べ3万9,420人(前回:約3万9,250人)の参加を得て終了した。

「第30回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会」にて大賞・SC接客日本一に輝いたのは、九州・沖縄大会代表の磯部龍太郎氏(キャナルシティ博多/バンダイナムコ CrossStore博多)だった。アミューズメント施設のスタッフが大賞を受賞したのは開催以来初。磯部氏には併せて経済産業大臣賞が贈られた。

次回「第50回日本ショッピングセンター全国大会」は、2026年1月21日から23日まで開催予定。