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TECHNO-FRONTIER 2016
 ~次世代モビリティやドローンなど一同に会す~

 

日本能率協会(JMA、山口範雄会長)は、メカトロニクス・エレクトロニクス分野の要素技術と製品設計を支援する専門技術展「TECHNO-FRONTIER2016」を4月20日から22日までの3日間、新規展や同時開催展を加えて幕張メッセ展示ホール4~8で開催する。

2015年展示会場の様子

今回は「第34回モータ技術展」や「第25回モーションエンジニアリング展」などの従来展に加え、環境対応、高齢者・移動制約者のサポートなど、小型電動車両への社会的ニーズが高まりを背景に集中展示「次世代モビリティ展」を初開催する。東京大学生産技術研究所須田研究室の協力のもと、小型モビリティ、パーソナルモビリティに代表されるモビリティの展示と活用シーンを想定したデモンストレーションが行なわれるなど、さまざまな企画が目白押しだ。

2015年展示会場の様子

また、同時開催の「第2回国際ドローン展」には前回の規模を上回る約70社が出展。ドローンの産業利用に焦点を当て、実際のビジネスとしてドローンの活用事例を紹介する。22日には特別講演会「ドローンセッション」を開催。国家戦略特区としてドローンを活用した都市活性化が注目を集める熊谷俊人千葉市長による講演のほか、十勝岳火口調査におけるUAV活用事例、航空法改正にて注目の集まる無人航空機の安全ルール、ドローンの普及とともに安全利用が求められる電波利用の、4テーマにわたる講演を予定している。

さらに、新規展として駅と空港の施設・設備・システムの専門展「第1回駅と空港の設備機器展」を企画。国内旅客や訪日外国人の、駅や空港ターミナルの利便性とサービス向上のための設備・システムの普及促進を目指し、駅構内や空港ターミナル内で利用される最新の設備・システムを42社が紹介する。旅客・観光需要を担うバスに注目することから、7社による集中展示「バス車両と運行システム展」も設ける。

全体の開催規模は497社・987小間。来場者数は3万2000人を見込む。

詳細はWEBまで。

→「見本市展示会通信」第726号 2016年3月15日発刊 より抜粋

SEA JAPAN 2016 ~海運や船舶など海事産業の展示会~

UBMジャパンの主催する「SEA JAPAN 2016」が4月13日から15日までの3日間、会場の東京ビッグサイトにて開催される。

同展は1994年より開催している国内最大の国際海事展で、12回目を迎える今年は展示面積を前回より20%以上拡大し、過去最大規模での開催となる。世界27の国と地域から500社以上の海事関連企業・団体が出展し、ジャパンパビリオンのほか、ドイツ、デンマーク、オランダ、ノルウェー、中国、韓国、台湾のパビリオン出展が決定している。

今回のSEA JAPANでは「環境保全」がテーマの一つになっている。海事産業全体にとって大気、海洋の環境に配慮した新技術の開発は重要な課題であると考え、会場では超低排出ガスディーゼルエンジンや最先端の省エネ機器など多数の先端技術に触れることができる。

また人材の成長についても業界の成長に不可欠とし、もうひとつのテーマとして「人材育成」を掲げ、海事産業への就職やステップアップを検討している人を対象としたセミナーなども企画されている。

そのほか詳細は公式ホームページまで。

展示会:SEA JAPAN 2016
会期:2016年4月13日~15日
時間:午前10時~午後5時
会場:東京ビッグサイト

「見本市展示会通信」第726号 2016年3月15日発刊 より抜粋

【全国MICEインタビュー】Vol.2 仙台

“コンベンション開催環境の向上”をコンセプトに市の魅力をPRするのは仙台観光国際協会。
2015年4月には仙台国際センター会議棟に直結した展示棟がオープンし、6000名規模の催事が開催可能となった。12月には地下鉄東西線が開業し、仙台駅からのアクセスを容易なものとした。
仙台市は2011年の東日本大震災の被害を受け、復興を進めてきており、2012年には国連国際防災戦略事務局の「世界防災キャンペーン『災害に強い都市の構築』」において、「ロール・モデル(模範)都市」に認定された。2015年には国際的な防災戦略について議論する「第3回国連防災世界会議」(WCDRR)を仙台国際センターで開催。世界185カ国から6,500人以上が参加し、パブリック・フォーラムには延べ15万人以上が参加するという日本で開催された国連関係の国際会議としては過去最大級の国際会議となった。
仙台観光国際協会の庄司達哉氏は「東北大学のポテンシャルは高い。震災経験をフィードバックするとともに、民間と一体になってMICE誘致に取り組んでいきたい」と今後の展望について語る。

→季刊誌「EventBiz Vol.2」より抜粋

2015年12月9日・10日に開催した「第25回国際ミーティング・エキスポ」(IME2015)の取材記事より

【連続掲載】


Vol.1 北海道
Vol.3 福島
Vol.4 千葉
Vol.5 上越
Vol.6 静岡
Vol.7 名古屋
Vol.8 和歌山
Vol.9 滋賀

春の季節に  ~京都国際写真祭~

4月23日から5月22日まで、京都市で「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016」が開催される。今年で4回目となる。

同イベントは、京都のロケーションを用いて国内外で活躍する写真家の作品を展示する写真祭。会場は今年リニューアルオープンしたロームシアター京都や虎屋京都ギャラリーなど、京都市内のさまざまな場所で行なわれる。今年は「Circle of Life いのちの環」がテーマ。

会場では、週末ガイドツアーやトークイベント、写真制作を多角的に学ぶマスタークラスなどのプログラムを用意。スタンプラリーやワークショップなどのキッズプログラムも充実している。
会期中には、1日限定で「サステナビリティ(循環型持続可能)な社会」をテーマに掲げたイベントを予定している。オーガニックフードや環境に配慮したマーケットを実施して、テーマである「Circle of Life いのちの環」にアプローチを行ない、大型スクリーンでは、サステナビリティをテーマにした写真・映像作品が映し出される。

そのほか、今後の活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的に開催されるサテライトイベン「KG+」も、寺社仏閣など個性的なロケーションやギャラリーを中心に、京都市内の約30のスペースで同時開催する。

詳細は、http://www.kyotographie.jp/まで。

【全国MICEインタビュー】Vol.1 北海道

札幌・旭川・函館・釧路・北見の5都市および北海道で構成される北海道コンベンション誘致推進協議会では、2015年11月に首都圏の学会主催者・PCO・旅行代理店などを対象とした「北海道MICE懇談会/商談会」を開催するなど、積極的にプロモーションを行なっている。

豊かな自然と都市機能が共存する北海道は、独自の魅力を生かしたユニークベニューやアトラクションを提案することで学会やインセンティブを誘致している。

特に、冬の五輪都市としての強みを生かした札幌のユニークベニュー「札幌市大倉山ジャンプ競技場」は、オフシーズンのサマージャンプを売り出すことに成功したベストプラクティスとも言える。

北海道はアジアや世界で戦うポテンシャルを十分有しており、今後の飛躍が期待される。

→季刊誌「EventBiz Vol.2」より抜粋

2015年12月9日・10日に開催した「第25回国際ミーティング・エキスポ」(IME2015)の取材記事より

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FOODEX JAPAN 2016  ~開幕オープニングセレモニー~

 

アジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN 2016」が3月8日に幕張メッセで開幕し、オープニングセレモニーが盛大に開催された。
海外出展国・地域代表や、後援官庁・団体、委員など38名が列席のもと、主催の(一社)日本能率協会山口範雄会長の開会宣言、農林水産省大臣官房審議官の岩瀬忠篤氏による祝辞に続き、テープカットが行なわれた。

また午後には、モデルや栄養士、フードコーディネーターなど職に対する食に対する意識の高い女性たちが「味」「食べやすさ」「パッケージ・ビジュアル」などの視点から食品・飲料の次のトレンドを予測する「FOODEX 美食女子」グランプリ 2016 とママの愛グランプリ2016 の受賞製品を決定し、授賞式を開催した。

「FOODEX 美食女子」グランプリ 2016には、阿部幸製菓の「ココナッツオイルCRISPY BRAIN」や、だるま味噌の「グルテンフリーキヌアクッキープレーン」などが、ママの愛グランプリ2016にはあづまフーズの「パンボール」やエスビー食品の「エスビーカレーの王子様顆粒」などが受賞した。

第41回目となる今年は、78の国・地域から3200社以上が出展し、「アジア水産・冷食展2016」や「和食産業展2016」、「FOOD Pack&Logistics」
が同時開催された。

詳細は公式ホームページまで。

VRコーナーやAIコーナーを新設し体験ゾーンを設置~東京ゲームショウ2016~


コンピュータエンターテインメント協会と日経BP社は9月15日から18日の4日間、幕張メッセで「東京ゲームショウ2016(TGS2016)」を開催する。9月15日・16日がビジネスデイ、17日・18日が一般公開となる。
今年は開催20周年を迎え、ゲームの楽しみ方の多様化や技術の進化により、エンターテインメントの価値が変わりつつあることを受け、今年は『エンターテインメントが変わる。未来が変わる』をテーマに掲げる。

新設コーナーではVR(仮想現実)技術を使った製品・タイトルを展示する「VRコーナー」や「AI(人工知能)コーナー」などが登場。昨年のアンケート結果で不満点として多く挙げられた「試遊が出来なかった」という点を改善すべく、VRコーナーでは主催者企画として試遊エリア「VR体験ゾーン」を設置する。そのほかゲームを競技・スポーツとして捉えるe-Sports(エレクトロニック・スポーツ)コーナーもリニューアルし、出展者によるe-Sports大会を実施できる大型ステージが設けられる。

同展は2013年より、ゲームのマルチプラットフォーム化やBtoB目的の商談増加の影響から出展者数、小間数ともに急増しており、来場者数も2013年以降25万人を超えている。昨年はプレス来場数が過去最大の5000人を超えたことや、出展者と商談するための無料の事前アポイントサービスの利用が1000件に上ったことから有力なプレゼンツールとしての活用が増加している。またドワンゴによる特別協力のもと、同社の運営する動画サービス「niconico」で7月から同展のプロモートを行ない、40小間以上の出展者には会期中公式生放送を無償で配信サポートするなど、会場だけでなく国内外に向けた発信力を強めていく。

出展料金は普通小間パッケージブースが1小間(3m×3m)35万円、ターンキーブースが1小間(2m×2m)17万円など(いずれも税込)。

詳細・申込みはTGS公式Webサイトhttp://tgs.cesa.or.jpまで。
出展申込期限は5月31日。

ペットと共に生きるライフスタイルを提案 ~第6回Interpets(インターペット)~

メサゴ・メッセフランクフルトは、家族の一員としてのペットとの暮らしに焦点を当てた「Interpets~人とペットの豊かな暮らしフェア~」を3月31日より東京ビッグサイトで開催する。年々、ペットを家族の一員として捉える傾向が高まっており、ペットがいるからこそできる暮らしを提案していく。
同社の柏木克哉氏は「初めてペットを迎えたときに、戸惑うことが多かった。家族の一員として生活していくための正しい情報を知りたい」と自身の経験から、ペットと暮らすために必要な情報を一堂に集めた同展を2011年に立ち上げた。


近年、猫グッズの売り上げが好調で、猫カフェが海外でも注目を集めるなど、猫が空前のブームを迎えている。核家族化、女性の社会進出などのライフスタイルの変化からか、猫の飼育頭数が犬を超える勢いだという。
今年は、猫関連の用品やグッズのほか、観賞魚関連の出展が増加するなど、開催スペースを倍に広げての開催となる。

近年は、犬や猫の高齢化も進んでいることから健康に留意したフードやサプリ、被毛や爪を美しく保つビューティ関連の商品も注目されている。

猫好きの祭典「にゃんだらけ」が「プチにゃんだらけ」として最新の猫グッズやここでしか購入できないレアなアイテムなどを取り揃えて新たに登場するほか、愛犬と一緒に遊べる人気のドッグイベント「イヌリンピック」も開催される。
ライフスタイルを提案する展示会を数多く展開する同社ならではのノウハウを活かした、ペットとの生活に焦点を当てた同展。少子高齢化の日本における新しい家族のあり方を提案するとともに、犬や猫が街おこしの起爆剤となるケースもあることから、ビジネスの新しいカタチの発想の場としても期待される。

展示会データ

展示会:第6回「Interpets~人とペットの豊かな暮らしフェア~」
会期:2016年3月31日(木)~4月3日(日)(3月31日はビジネス来場者のみ)
時間:午前10時~午後5時
会場:東京ビッグサイト
公式HP:http://interpets.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja/exhibitors/welcome.html

 

【座談会】イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事(4)

日本映像機材レンタル協会 & ピーオーピー合同企画 座談会 第5回

 

▲(鈴木さん案件紹介)しながわ水族館 イルカ窓プロジェクションマッピング

 鈴木 仕事を通じて、もっともっとたくさんの世界を見たい、感じたいと思っています。4年後の2020年のオリンピックでは、観客としてではなくオリンピックをつくりあげる一人として、その世界を体験したいです。また、営業としての仕事だけでなく、機材やソフトの使い方ももっと習得して、自分で何でもできる人になりたいと思いますし、今後の流行や新しい仕掛けを考えていくことも大切にしていきたいです。

▲(菅原さん案件紹介)フィッシングショー シマノブース マイクロタイル88面

菅原 これからも現場で仕事をしていきたいです。結婚、出産しても許される限り現場でやってきたいです。仕事の内容自体が、自分の趣味のようになっているところがあって、とにかく現場が好きななんです。

馬渡 自分が何をしたいというより、後輩たちが現場で仕事がうまく回るようにしていけたらいいなと思います。どんな現場でも文句を言ったり怒っている人はいますが、みんなでひとつの目標に向かって仕事をしているので、楽しく仕事したいと思うし、それをうまく伝えて、後輩たちが楽しいと思って長く続けてくれるようになったらいいなと。その役目をしていきたいです。


▲(馬渡さん案件紹介)RHYMESTER TOUR KING OF STAGE Vol.9 プロジェクションマッピング

 

-ありがとうございました。仕事の話をしているときのみなさんの生き生きとした表情が印象的でした。これからのご活躍を期待しています。

 

 

 

 

(掲載誌:平成28年2月29日発行 EventBiz vol.2

 

←その3


◆JVR座談会アーカイブス

第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち

【座談会】イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事(3)

日本映像機材レンタル協会 & ピーオーピー合同企画 座談会 第5回

岡田 私は特にこの業界に入りたいという希望があったわけではなく、はじめは株主総会をクライアントに直に提案するための女性営業として採用され、会社としての新たな取り組みということでまずはひたすら電話営業を行なっていました。次に展示会やセミナーを行なっている部署に異動し、現在はもっと幅広い業務を行なう部署にいます。今まで知らなかったことを知ることができたり、私自身がミーハーな部分もあるので芸能人に会えたり華やかな現場へ行けることが魅力で、またひとつの仕事をやり終えたときの達成感は、ほかではなかなか味わえないかなと思います。


菅原
 もともと映像にそんなに興味はなく、たまたま学校の先輩がシーマに入社していたことから軽い気持ちでこの業界に入ったのがきっかけです。とはいえ、意外にも入ってみたら自分に合っていて、面白いなと思っているうちにあっという間に10年経ってしまいました(笑)。急な要求に対応ができ、さまざまなアクシデントを乗り越え、無事に現場が終わったときの達成感をまた味わいたくてがんばれるのだと思います。

 

馬渡 イベントの裏方って面白そうだな、という軽い気持ちでこの業界に入りました。体を動かすことが好きで、ずっと社内で座っているOLは自分には向かないなと(笑)。光和は営業と現場が完全に分かれているのですが、若い現場の子にはお願いしない、みたいなちょっと意固地な営業の方が昔いて、その方に「お願いします」と言われたくて、見返したくてがんばっていましたが、言ってもらう前にその方は退職されてしまいました。みなさんのおっしゃるように現場の終わった達成感は何ものにも変えられないし、来場者の方々が喜んでいる姿を見たときに、この仕事をやっていてよかったなあ、と心から思います。

今の仕事を大切に、そしてさらなる飛躍を

-将来の目標について教えてください。

 岡田 今、花形と言われている営業の部署にいるので、将来一人前の営業マンとして、大きな仕事をしてみたいです。直近の目標としては、スクリーンの多面シームレス※1や、アンコールシステム※2を使用した現場をやってみたいです。今、自分の周りが結婚・出産ラッシュになってきていているので、そういう幸せもいいと思うけれど、仕事を充実させる人生も同じくらいいいなと思います。と言ってもやはり理想は家庭と仕事の両立だと思うので、イベント業界でも少しずつでも女性がどちらも頑張れる流れになっていけばいいなと思います。

※1…複数のスクリーンに複数のプロジェクターで投影した際それぞれの継ぎ目をなくし、1面のように見せる技術
※2…BARCO社製のプレゼンテーションスイッチャー

 

←その2  その4→



◆JVR座談会アーカイブス
第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち