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【インタビュー】20 年目に向けて新たな挑戦~株式会社スリービー~

展示会のブース施工などを請け負う株式会社スリービーが今年、設立10周年を迎えた。代表取締役である三橋和也氏に、スリービーの10年間の歩みやこれからの展望などについて聞いた。

スリービーの取組みと10年を振り返る

スリービーは展示会ブースの企画・デザイン・施工や、事務局・セミナーの運営、会社の受付・ショールームのディスプレイのプランニング、またそれに伴う事前の集客業務や、展示会後の効果測定などを行う企業として2007年に設立。

市民や企業、国・自治体がともに海の再生を考え、体験する場として2013年秋に初開催された「東京湾大感謝祭」では出展者、スポンサー集めからさまざまなコンテンツの企画までスリービーが担当した。東京・臨海副都心のタイム24で第一回目を開催。来場者が1500人だったイベントも回数を重ね、会場を横浜赤レンガ倉庫に移し4回目となった昨年は、来場者9万8000人を記録するまでに成長した。三橋氏は「主催者の苦労や思いなど、大変勉強になった。今後もBtoBやBtoCのイベントにこだわらず、要望があれば応えていきたい」と話す。

イベント×音楽の力

スリービーの特徴的な業務のひとつに、音楽制作がある。豊島区出身の三橋氏は都知事選挙の際、応援する気持ちを込めて小池百合子氏の応援歌を制作。小池都知事がFacebookでシェアしたことにより話題を呼び、現在約3万5000回再生されているという。

また、スキージャンプ選手である葛西紀明選手の応援歌「Wonder jump〜風神喝采が飛ぶ〜」も制作。葛西選手はソチオリンピックの際、この曲で気分を高めて試合に臨み、メダルを獲得したという。

ほかにも、先述の東京湾大感謝祭でもイベントのテーマソングを制作し、イベントの盛況に一役買っている。このようにPR・イベントと音楽との相性の良さを応用して、社歌の制作などにも携わっている。さらに10周年を記念して動画を制作した。ユーモアたっぷりにスリービーの魅力が紹介されており、YouTubeのスリービーのチャンネルで視聴することができる。

三橋和也氏

展示会には夢がある

“展示会には夢がある”をキャッチコピーにするスリービー。それは一体どういうことなのか。三橋氏は「出展者が商品を展示し、商売にして儲かるといった仕組みが展示会で、ある意味宝くじのようなものだと思います。その勝率をあげる手助けするのが自分たちの役目」と語る。主に現場で活躍しているスリービーだからこそ、成功の瞬間を現場で目の当たりすることが多く、そこにやりがいがあるという。

次の10年に向けて

ゴルフ、釣り、マラソンなど、趣味の豊富な三橋氏。最近では、今までで一番苦手だった”音楽”に挑戦してみようと、ピアノを習いはじめ、今では”少年時代”を弾き語りできるまでに上達したという。「この10年でなんとか会社を継続する方法が分かってきた。次の10年は今までの流れを活かしつつ、新しいチャレンジにつなげていきたい。特にこれからは若い人材を採用し、若い世代が活躍できる会社を作っていきたい」と話す。次のステップへ走り出したスリービーの、積極的な姿勢とチャレンジに、今後も注目していきたい。

株式会社スリービー HPはこちら☞ http://www.threeb.co.jp/

10周年記念動画はこちら☞ https://www.youtube.com/watch?v=59s5gkWoT3I

[対談]光がもたらすディスプレイ演出の新たな可能性〜 LED ファブリックフレームのこれから③

 

EuroShop 2017
- EuroShop 2017の開催が近付いてきましたね

犬飼 2011年展と2014年展を比べたときに、3年の間で我々が展示しているホールは全部ファブリックに変わっていたことに驚きました。「え?こんなにファブリックやってんの?」と。前回オクタノルムとはたまたま隣のブースでしたが、オクタノルムが本気でファブリックやったなというブースを作ったから、ヨーロッパでも話題になりましたね。

 

瀬戸 そうですね。天井吊りも壁面も全部ファブリックでした。今回はEuroShop のエリア分けも一新していますね。出展企業2,200社という巨大な展示会ですから、とても楽しみです。

 

犬飼 前回展では、日本からもディスプレイ会社のキーマンが何人もベストシステムズのブースに訪れ、たくさん質問され、僕もたくさん喋りました。「あ、じゃあこれ日本帰ったらみんなLED ファブリックフレーム始めるのかな」と思い期待していましたが、結局みんなやらないんですよ。

 

瀬戸 展示会あるあるですよね。ただ、今回展は良いタイミングだと思います。オリンピック2020年に向けて、新製品への投資を念頭に置いているイベント会社は多いです。次々回のEuroShop は2020年ですから、オリンピックには間に合わない。もし新しい部材に投資するのであれば、この機会に思い切って前進して欲しいなという思いはあります。

 

犬飼 店舗施設も現在はオリンピックに向け、頻繁に改装・新規店舗オープンを行なっているので、そういった意味でも、これから4年の間にチャンスは大きいと思いますね。あとこれは僕の個人的な感想ですけど、僕が昔ディスプレイ業界で働いていた頃と比べて、日本の展示会はあまり変わってないですよ。ただ、ファブリックが入ってきたら「なんか違う!」ってなると思いますよ。

 

瀬戸 日本は島国なので、海外のものが見えづらく、入りづらい。ヨーロッパは陸続きなのでトレンドが流れやすい。日本では誰かがはじめないと普及しないから、EuroShop に行かれる方には是非新しい製品やアイデアを持ち帰って日本で積極的に導入してほしいですね。LED ファブリックフレームは日本ではまだ認知度は低いですがとても良い製品です。世界中で普及していて、日本だけ普及しないというのはありえない。そういった意味でも今後間違いなくトレンドになっていくと思いますし、我々も引き続き普及活動をしていきたい。店舗施設をはじめ、展示会やイベント業界全体にファブリックを浸透させたいですね。

 

-ありがとうございました。

EventBiz Vol.5より抜粋)

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(注釈)

○ LED ファブリックフレーム
LED・布メディア・アルミフレームなどで構成されるディスプレイ什器。四辺にシリコンゴムを縫製した布メディアを、テンションをかけながらアルミフレームの溝にはめ込む。内照式LED で独特の雰囲気をつくり、高級感を演出する。

○パンズ
ポータブルディスプレイを多数扱うベストシステムズ(オーストリア・ウィーン)と提携し、品質にこだわった「マルチフレーム」シリーズなどを展開。

○オクタノルムジャパン
ドイツ・オクタノルムの日本法人。「オクタルミナ」を展開し、既存のオクタノルム製品と組み合わせることでさまざまな演出を可能にする。

○ EuroShop 2017
2017年3月5日~9日、ドイツ・デュッセルドルフで行なわれる。前回展は出展者数2,226社、来場者数は10万9,000人にのぼった。

[対談]光がもたらすディスプレイ演出の新たな可能性〜 LED ファブリックフレームのこれから②

 

日本市場の現状と課題
-日本での普及が爆発的に進まない理由はなぜでしょうか

 

瀬戸氏
瀬戸氏

瀬戸 一番大きな理由は、ファブリック印刷の金額の違いだと思います。欧米は非常に安く、日本の半額以下です。ファブリックをますます使ってみようという気になります。日本はファブリック印刷+シリコン縫製ができる会社が少ないので、まだ導入していない印刷会社にはぜひ参入してもらいたい。そうすれば価格競争で値段が下がり、手軽に利用できることで普及が進み、市場全体の利益は上がると思います。また日本と異なり、海外の展示会は天井吊りができます。天井吊りをする際、木工やアクリルを吊ると重くて危険なため、軽いファブリックフレームを使います。そういった流れもあり、海外ではファブリックが一般的に浸透しているので壁面にもファブリックを利用するケースが多いです。日本の展示会場でも構造上は天井吊りをすることは可能です。施工期間に余裕があるモーターショーなどは利用することもあります。ただ、海外と違うのは、日本は展示会主催者が会場を間借りして開催するので、なるべく費用を抑えるため施工期間を短くしているという事情がベースにあります。

 

犬飼 そうですね。それに加え、撤去期間の短さも問題ですよね。今年自社で展示会に出展したときに、ストックルーム以外全部自社のものを使った木工ゼロのブースを作りましたが、僕らは撤収作業を最後までしていました。丁寧にパッキングするため時間がかかるんです。でも周りの木工ブースは一瞬で壊して終わりですよ。撤去時間にも余裕がない場合は、木工が断然早いです。

 

瀬戸 そのあたりも感覚の差で、特にヨーロッパではなるべく廃棄するものは減らします。エコフレンドリーの意識からか、コスト削減しようというのが根っこにあります。日本はどうしても、出展を1回きりの費用として考えてしまい廃棄を結構出す。そういった考え方の違いはありますね。

 

知っておくべきこと
- LED ファブリックフレームを導入する上で留意する点はありますか

 

瀬戸 似たシステムはたくさんありますが、クオリティや安全性には違いがあって、フレームの強度はもちろんのこと、電源ユニットの安全規格なども重要です。PSE やTUV 認証といったもの。CE 規格もひとつの目安になりますが、認証が取れているかどうかは確認したほうが良いです。クオリティの低い製品は安く、安いものは耐久性も低いし、危ない。品質の悪いものが出回って、LEDファブリックフレームが使いにくい・壊れやすいと思われると残念ですし、何よりお金がもったいないので、良いものを使っていただきたい。例えばLED のメリットは「長寿命」で、約5万時間使えます。これは付けっぱなしでも約5年間使える計算になります。初期投資は多少高くても、長年使い続けることでコスト面のメリットが出てくるわけです。

 

犬飼 最近のニュースとしては、オランダのある会社がLED サイドライトの特許を昔取っていたみたいで、その特許料を徴収していく動きがありますね。当時は彼らもまさかサイドライトにこれほどの需要が出るとは思ってなかった。ところがここにきて、とんでもないマーケットになっていることに気付いて、やっとヨーロッパの企業からはじまり、全世界すべてのサイドライトを使っている会社にアタックしはじめるということみたいです。その特許料は、誰が負担するのかという問題はありますけどね。

オクタ2

 

ファブリックの面にモニターや棚を取り付けることができる。「オクタルミナ」のみを用いたブース制作も可能に(オクタノルムジャパン)

 

 

 

 

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[対談]光がもたらすディスプレイ演出の新たな可能性〜 LED ファブリックフレームのこれから①

オクタノルムジャパン 代表取締役 瀬戸 健之介
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パンズ 代表取締役 犬飼 俊介

ディスプレイ演出における光の役割は大きく、LED の普及にともない表現手法も多様化した。光+布という特徴的な構造をもつ「LED ファブリックフレーム」は、日本の展示会の現場や店舗施設でも注目が集まりつつある。ヨーロッパ発祥の同製品が、これからのディスプレイ演出にどのような影響を与えていくのかを探るべく、国内外の「LED ファブリックフレーム」事情に詳しい犬飼氏と瀬戸氏に論じてもらった。

 

ファブリックフレームの特徴
- LED ファブリックフレームは欧米の展示会や店舗施設では、かなり普及が進んでいるようですね

 

瀬戸 アルミフレームは軽く輸送や持ち運びが楽なので、欧米展示会の中規模以上のブースでは、木工よりもファブリックフレームを使用する割合が多いくらいです。現場での取り付けも簡単ですから、見た目のインパクトも考えると日本の需要はさらに高まると思います。また、出展者が直接購入する場合もありますね。1度購入すれば繰り返し何度も利用できるので、ブース施工代を節約し、出展回数を増やすことができる。

 

犬飼氏
犬飼氏

犬飼 もともとどうして欧米で急激に流行ったかというと、僕は人件費の面でのメリットが大きいと思います。施工が簡単なので施工時間の短縮になり、施工する職人の数も少なくてすむ。以前、車のショールームに3×4mのLED ファブリックフレームを使用した時、現場の親方がびっくりしていました。フレームを組んで壁に埋め込み布を入れ込んで1時間ちょっと。これだけ大きな施工を木工やアクリルでやると1時間では終わりません。年間でのコストメリットはすごく大きく、日本で普及が進めば、サイン業界の仕事のスタイルが変わるかもしれませんね。品質の話をすれば、LED ファブリックフレームは、構造そのものはシンプルですが、ビジュアルを美しく見せるのは実際難しいんです。例えば、素晴らしい技術を持っている日本のLED メーカーがうちのアルミフレームのみを購入して、自社のLED を付けてみても満足いく性能は得られないことが多い。アルミフレームとLED は一緒に開発してテストしないと、不均一な輝度や、影が見えてしまう問題が出てきます。

 

瀬戸 LED 自体もそうですが、LED に取り付けるレンズも重要ですよね。広角で均一な光を遠くに飛ばす技術・ノウハウが必要です。自社で最初に作ったレンズでは、光源の線が見えてしまう問題がありましたが、特殊なカバーを開発し解決しました。こういった経験から製品を少しずつ良くしています。

 

犬飼 欧米人に比べ日本人は目が黒いので、彼らが明るいと感じるものを僕らは明るく感じないんですよ。ですから日本で使うときは輝度を高くしますね。特に百貨店や自然光が入る店舗だと、もっと明るくしてほしいと言われます。

 

瀬戸 そこは展示会も一緒ですね。欧米の展示会に比べ、日本の展示会は明るい。照明が非常に多くて。その中で壁面電飾を目立たせるためには、LED をたくさん入れないと「あれ、光ってるの?」となるので気をつけなければいけません。

パンズ

バッテリーを内蔵できるタイプのLED ファブリックフレーム。電源を確保できない場 所で行なうプロモーションイベントなどに活用できる(パンズ/ベストシステムズ)

 

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MARVEL日本初の大型総合展、開催決定!~マーベル展 時代が創造したヒーローの世界~

東京シティビュー、NHKプロモーションは4月7日(金)~6月25日(日)、日本初となるMARVELの大型総合展「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」(特別協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン)を六本木ヒルズ森タワー52階展望台で開催する。東京展以降は、全国を巡回予定。

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同展ではアベンジャーズやスパイダーマンなど、おなじみの作品やキャラクターをはじめ、日本初公開となる貴重な資料、衣裳や小道具など約200点の展示など、過去から現在に至るまでのMARVELとその世界観を紹介する。単なる「ヒーロー作品」の枠組みを超え、ヒーローたちが“ひとりの人間”として苦悩や葛藤を抱えながらも、それぞれの正義を背負って戦い、成長する姿を描いた作品として、多くの文化や人々に影響を与えるMARVELの魅力に迫る。

MARVELは1939年より、その時々の時代背景・社会情勢を作品に反映させながら、絶え常に新しい驚きとエンターテインメントを生み出し続け、近年では、「アベンジャーズ」や「アイアンマン」など、映画作品も世界的ヒットとなった。また、1月27日には最新映画作品「ドクター・ストレンジ」が日本でも公開され、MARVELの人気は日本でも急速に高まっている。春には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」、秋には「スパイダーマン:ホームカミング」や「マイティ・ソー/ラグナロク」(原題)の公開も予定され、ますます注目の集まるMARVEL。ぜひこの機会に世界で活躍するヒーローたちの魅力に触れてみてはいかがだろうか。

詳細はWEBサイトまで。

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マーベル展 時代が創造したヒーローの世界 東京展

会期 :2017年4月7日(金)~6月25日(日)

会期中無休 10:00~22:00 
※入館は閉館の30分前まで

会場 :六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ 森タワー52階)

入場料 :一般1,800円/高校生・大学生1,200円/4歳~中学生600円/シニア(65歳以上)1,500円
※展望台、森美術館入館料を含む

【出展者に聞く!】拡大された販促ゾーンで新規開拓狙う~新星社~

【写真G】出展者に聞く看板製作用資材の販売・加工、グラフィックデザイン製作などを手がける新星社は、1 月23日から25日にかけて開催された「第5回国際化粧品展」に出展し、販促に有用な製品の数々をPRした。

同展への出展は初。デザイン室室長の中島隆二氏は「今まではサイン・ディスプレイ系や販促系の展示会を活用してきた。今回、店舗什器・店頭POPゾーンが昨年より大幅に拡大されたと聞き、出展を決意した」と語る。そこにあるのは広告宣伝費に重きを置いている化粧品業界で新規開拓を狙う精神だ。

同社の強みは福岡にある工場で印刷・製造ができるため、コストや納期のスリム化が可能な点にある。当日はイベントや展示会、記者会で役立つ大きなバックパネルのほか、人目を引くLEDパネルやオリジナルパンチングバルーン「AIR POP」など数多くの販促物を展示した。

初出展の手ごたえについて中島氏は「来場した店舗の担当者が興味を持ってくれたのはもちろん、同じ展示会の出展企業からもたくさんお声がけをいただけ、貴重な交流の機会を得ることができた」と満足げに話す 。今後は7月5日から東京ビッグサイトで行われる「第9回販促EXPO夏」などへの出展を予定しているとのことだ。

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〈展示会データ〉
■展示会:第5回国際化粧品展
■会 場:東京ビッグサイト
■会 期:1月23日〜25日

約80カ国・地域から出展 過去最大規模での開催に~FOODEX JAPAN 2017~

FOODEX JAPAN
前回のようす

日本能率協会(中村正己会長)ほか関連4団体は3月7日から10日までの4日間、幕張メッセで開くアジア最大級の食品・飲料専門展「FOODEX JAPAN2017」の出展規模や展示概要などについて発表した。

それによると、42回目となる今回は国際展示場1~10ホールを使用。初参加のラトビア、ポーランドを含め約80カ国・地域から過去最大の3211社・3881小間(国内1263社・1483小間、海外1948社・2398小間)が出展する。

FOODEX JAPAN
前回のようす

1〜5ホールの「海外出展ゾーン」では、日本市場を狙う海外食品・飲料メーカがミラクルツリーと呼ばれるモリンガなど、珍しい食材を多数紹介。6ホールの海外輸出コーナー「輸出食品〜MADE IN/BY JAPAN」では、政府が農林水産物・食品輸出の重点品目に位置づけている日本茶、輸出先ごとにアレンジしたラーメンやそばといった日本麺、日本の技術を活かした和食の冷凍食品などを展示する。同じく6ホールでは、日本の酒造メーカが集まる「KANPAI JAPAN」に加え、おつまみ文化を広めるための「OTSUMAMI JAPAN」を新設。7〜8ホールの「オーガニック・ウェルネスゾーン」では、マヌカハニーが入ったワイン、注目が集まるスーパーフードなど、安全で健康的な食品・飲料が揃う。

また、初日昼には2013年に組織された「FOODEX美食女子」の2017グランプリ授賞式も行うなど、今年の食の最新トレンドを展示やセミナー、イベントを通し積極的に発信する。

入場登録料は5000円(16歳未満の入場不可)で、会期中はフードサービス、流通、商社などからのバイヤー約7万7000人の来場を見込んでいる。なお、11ホールでは「アジア水産・冷食展2017」と「和食産業展2017」が同時開催される。

詳細はWEBサイトまで。

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展示会名:FOODEX JAPAN 2017(フーデックス ジャパン)(第42回 国際食品・飲料展)

会期:2017年 3月 7日(火) ~10日(金)

開催時間:10:00~17:00(最終日は16:30まで)

会場:幕張メッセ

入場料:¥5,000(税込)
※「招待券」持参者は無料。ただし業界関係者以外、16歳未満は入場不可。

パシフィコ全館使用により昨年比60小間増で展開~ジャパンインターナショナルボートショー~

日本マリン事業協会は3月2日から5日までの4日間、パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナで「ジャパンインターナショナルボートショー2017」を開催する。
〝海・心満たされる時間…〞をテーマに据えた今回、会場規模を拡大。パシフィコ全館を使用することで、昨年比60小間増となる。

柳弘之会長
柳弘之会長

3月3日の「Premium Night」では夜8時まで開館し、午後5時以降の入場は一般1200円のところが男性800円、女性無料となる。水上のレストランをイメージさせるフードコート「Marina cafe」では午後5時からシャンパンなどの酒類も販売するほか、ステージではライブコンサートを実施する。特別コーナー&企画展示では、PWCやジェットボートの展示に加え多彩なイベントを展開する「PWCワールド」やマリンライフを彩るクルマやアクセサリーなど厳選したブランドから発信する「プレミアム」と、心満たされる時間を演出するファッションブランドから発信する「セレクト」の2コーナーで展開する「マリンライフスタイルゾーン」などを予定。イベントステージでは海洋冒険家の白石康次郞氏によるトークショーや、歴代のミスワールドファイナリストたちが「私にとっての海・心満たされる時間」を語るトークショーなど多彩な企画が用意される。横浜ベイサイドマリーナでは全長約20mのボートをはじめ、ボート39隻、ヨット12隻を係留展示。航海講座、セーリングなどボート、ヨットを実際に海上にて体験できる人気プログラムを実施するほか、女性限定で「春らんまん マリーナ・ピクニッククルーズ」も開催する。
日本マリン事業協会の柳弘之会長は「昨年は4万9500人が来場したが、今年は5万人を超え、6万人も狙いたい」と同展への意気込みを語る。

詳細はWEBサイまで。

展示会名:ジャパンインターナショナルボートショー2017

会期:2017年 3月 2日(木) ~5日(日)

開催時間:10:00 ~17:00
※3月2日(木)は11:30より開場
※3月3日(金) 20:00閉場
  (パシフィコ横浜のみ)

会場:パシフィコ横浜(屋内展示)、横浜ベイサイドマリーナ(フローティング展示)

入場料:一般 1,200円/高校生以上(中学生以下無料、2会場共通)

新たに2つの企画を発表~CP+2017~

カメラ映像機器工業会は2月7日、港区・MA芝浦ビルで「CP+ 2017事前説明会」を実施した。

以前の記者会から、新たに2つの企画を追加発表。J―WAVEの人気番組「ALL GOOD FRIDAY」とのコラボでは、2月24日に写真をテーマにしたスペシャル番組を4時間半にわたり放送し、また、ナビゲーターによるステージでのトークショーや写真対決も予定している。「#まみれ展」では人気のムック〝#まみれ〞シリーズより、インスタグラムで人気の「いぬ・ねこ・とり」の写真を紹介する。展示ホール内に隠れた動物たちの写真を見つけ、ハッシュタグと共にSNSに投稿すると、会期中に数量限定でノベルティをプレゼントするほか、公開しきれなかった写真の展示も行う。

「鈴木心写真館」は、プロの写真家鈴木心氏が来場者を撮影する企画で、撮影後はA4大サイズの写真プリントに加え、SNSにも投稿できる画像データを受け取れる。

折原直人 氏
折原直人 氏

昨年のアンケートによると出展者が特に来場を望むのは、写真を学ぶ学生だという。今回はその学生の誘致のため、日本広告写真家協会の講師陣によるセミナーとポートフォリオレビューを実施する。

また、来場者の女性からの「ベビーカーで通りにくい」という意見を取り入れ、出展者にも協力を仰ぎ、通路の確保を図った。CP+実行委員会委員長の折原直人氏は「新しい来場者を20%から30%増やすのは難しいことだが、腰を据えて着実に取り組んでいきたい」と話した。

FHEカンファレンス 日本初開催~SEMI~

【写真B】SEMIジャパン中村さん
中村修 氏

SEMIは4月11日から12日にかけて、日本で初となるフレキシブル・ハイブリッド・エレクトロニクス(FHE)分野の専門コンファレンス「2017FLEX Japan」を、東京・品川のコクヨホールで開催する。

同社は2015年10月にFHEの米国業界団体であるFlexTech Allianceと戦略的パートナーシップを締結し、市場の拡大が見込まれるFHE技術に関するサービスを世界展開している。FlexTech Allianceが米国で開催していたコンファレンスイベント「FLEX」がその中心であり、欧州、東南アジア、韓国に引き続き、日本でも4月に初開催する運びとなった。

コンファレンスではFHEとその応用技術に関する幅広い情報を発信する。初日には基盤技術であるプリンテッド・エレクトロニクスと、需要拡大をけん引すると期待されるIoTアプリケーションについて、2日目にはFHEへの融合が期待されるMEMSやウェアラブルアプリケーションで重要となるテキスタイルを取り上げる。グローバルなインフラとFlexTech Allianceのネットワークを生かし、FHEを取り巻く各分野について国内外から世界をリードする企業のエグゼクティブ、技術者、専門家を招聘し、最新の技術やビジネス情報を共有することで、FHE産業発展に寄与することを目指す。

運営を行うSEMIジャパンの中村修代表は「SEMICON Japanとの相乗効果も狙っていく」と語り、期待感の大きさを示す。
同時通訳も提供する予定で、初日のセッション後にはレセプションによるグローバルな情報交換と交流の場を設ける。
会議場に隣接する会場では企業、団体、大学によるテーブルトップ展示会を併設する。2月中旬より講演の対象となるプリンテッド・エレクトロニクス、MEMS、テキスタイル業界の材料、装置、デバイス、また関連するIoT製品分野からの出展募集を開始する。
出展料はプログラム参加のみが会員4万3000円、一般6万2000円。テーブルトップ展示が加わると会員10万円、一般15万円(いずれも税別)。申込締切は3月31日。