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RX Japan、「Japan IT Week 春 2025」で特別企画「情シス応援パビリオン」を実施

RX Japanは4月23日(水)~25日(金)の3日間、「情シス応援パビリオン」を「Japan IT Week 春 2025」内の特別企画として東京ビッグサイトで開催する。

デジタルトランスフォーメーションの加速やAI技術の進化が企業の競争力に直結する現代において、情報システム部門の重要性は増している。前回のJapan IT Week 関西(2025年1月開催)で大変好評を博したこの特別企画を、東京開催の春展ではさらに充実した内容で実施することが決定した。関西展では、情報システム部門のプロフェッショナルたちが集い、最新のソリューションや技術を共有する場として、多くの企業が参加した。

今回はより多くの最新技術やソリューションが集結し、新たなイベントも併催。情報システム部門の関係者にとって、業務の効率化や課題解決に役立つ貴重な機会を提供する。

出展予定製品(取り扱い企業​)は以下の通り。
・社内ヘルプデスク支援、問合せ管理システム、チャットボット
・キッティング効率化
・ITアウトソーシング、ひとり情シス支援
・情報システム構築支援
・構成管理システム、ジョブ管理システム
・IT資産管理、LCM(ライフサイクルマネジメント)
・RPA・RBA(ランブックオートメーション)
・ITリテラシー教育/研修   など

来場対象者(企業・団体の部門​)は以下の通り。
・情報システム
・ひとり情シス
・総務・管理​
・CIO・CTO・経営者   など

【代表インタビュー】
50年以上の実績を活かして 全力で展示会をサポート【ビッグサイトサービス】

ビッグサイトサービスは、「イベント清掃、廃棄物の収集・運搬」「レンタル事業」「サービスコーナー・ビジネスセンターの運営」など、東京ビッグサイトの利用者に様々なサービスを提供している。

また、清掃業務については東京ビッグサイトだけでなく、東京・千葉・神奈川で広く事業を展開しており、近年は積極的に新規の案件も手掛けている。

今回は代表取締役社長の木村信夫氏に、同社の事業と今後の展望について話を聞いた。

(本記事は見本市展示会通信(1月15日号)に掲載された内容です)

東京・千葉・神奈川でイベントの舞台裏を支える

 

―これまでの経歴、経緯について

この業界へ足を踏み入れたのは1985年です。縁あって(株)東京ビッグサイトの前身会社の一つである(株)東京国際貿易センターに入社しました。

東京国際貿易センターは晴海見本市会場の運営管理を行う会社で、入社当初は施設管理を担当し、その後、子会社に出向して売店、飲食店の運営や会議室サポート業務など付帯業務全般を担当しました。出向終了後は東京国際貿易センターに戻り、晴海見本市会場の展示ホール営業と総務に携わりました。

主に担当した後、2022年4月に現在の(株)ビッグサイトサービスにお世話になり今に至っております。

―幅広い業務に携われてこられたのですね

どの業務についても楽しい部分、大変な部分がありましたが、こうやって振り返ってみると、やはり営業業務の時はスケジュール調整など難題の解決にあたり、業界の方々に助けていただいたという記憶は今も大きく残っております。

営業を通していろいろな人と接することができたということが自分にとって良い思い出であり、宝だと思っています。

―ビッグサイトサービスの事業について伺えますか

当社事業は大きく分けて二つの事業があります。

一つ目は「イベント清掃、施設清掃事業」で東京ビッグサイトや都内で開催されているイベントの清掃、東京ビッグサイトや隣接している有明パークホテルの施設清掃です。

二つ目は「展示会場での付帯事業」です。清掃事業では、環境負荷の削減と省力化を考慮した最新の清掃機器の導入や質の良い清掃を行うため、ビルクリーニング技能士の資格取得など、積極的に取り組んでいるところです。

清掃機器では豊洲市場で使われているターレ(バッテリー駆動式運搬車)の導入を決定し、清掃ロボットについても既に実証実験を終わらせ、今年中には有明GYM―EXで運用を開始する予定です。

また、当社は一般廃棄物・産業廃棄物収集運搬業の許可を取得しており、安心して清掃業務を発注していただけると思います。因みに私も年に一回研修・試験を受けさせていただいております。

そして二つ目が「付帯事業」です。付帯事業では、サービスコーナーやビジネスセンターの運営から作業用フォークリフト・高所作業車・映像機器・携帯電話等のレンタル、臨時通信回線サービス、共通食事券の発行、ケータリングなど様々な事業を展開しております。

特に最近のイベントでは映像配信やゲーム関連イベントが増えていることに伴い、臨時通信回線サービスの需要が高まっているように感じます。

―2025年における課題は何でしょうか

これは当社だけの課題ではないと思いますが、「いかに業務効率化と人材育成を図るか!」ということを常に心がけています。

〝人手不足〞や〝物価高によるコストの高騰〞というのは業界全体の大きな課題だと思いますし、特に当社事業の殆どは人がいないと成り立たないものばかりです。これらの課題に対処するためにも業務の効率化と人材育成は急務であると考えています。

―ビッグサイト以外での業務も手掛けられているのですね

先ほど申し上げたとおり、当社は東京・千葉・神奈川の廃棄物収集運搬業の許可を取得しているので、幕張メッセでのイベント清掃や廃棄物収集運搬、パシフィコ横浜のブースから排出される産業廃棄物の処理や都内で開催される各種イベントの清掃や廃棄物収集運搬なども対応させていただいております。

―貴社の強みは

当社は晴海見本市会場のイベント清掃、施設清掃事業を行うため、1966年に設立した(株)東貿クリエイティブ(旧晴海光産)と展示会付帯事業を行うために1995年に設立した(株)東貿サービス(現ビッグサイトサービス)が2004年に合併した会社で、イベント清掃や展示会場での物販、飲食店営業、会議室サポートなど長年積み上げてきた実績とノウハウは当社の大きな強みの一つと思っています。

また、当社は東京ビッグサイト内に事業所がありますので、急な要請に対しても柔軟に対応できると考えておりますし、(株)東京ビッグサイトから転籍した社員もおりますので、会場側の経験も活かしたいろいろなサポート体制が取れるものと思っています。

―近年、イベント清掃において何か変化は感じますか

清掃に関しては3つの変化を感じています。

先ず一つ目は年々減少するゴミの量です。昔の展示会ではブースの造作は、木で製作するのが一般的で会期が終了すれば全て産業廃棄物として処分され、膨大な量の廃棄物が排出されていましたが、現在は再利用可能なシステムパネルが普及したことにより廃棄物の削減に大きく影響したと思います。

また、昨今のデジタル化に伴い、ペーパーレス化されていることも要因の一つだと思います。

二つ目は安全性の向上です。日本展示会協会安全対策委員会(当社もメンバー)と展示施設が協力して安全性確保を協力に推進していただいた結果、当社作業員のヘルメットや安全靴の着用と安全確認作業が徹底され、安全性が向上いたしました。

三つ目は機械化の推進です。人材確保が困難なところ、限られた時間の中で会場内を清掃して返却しなければなりませんので、効率的に作業を行うためにはより一層の機械化が必要と感じています。

展示会の歴史を胸に利用者へ「安全・安心・快適」を

 

―コロナ禍を経て環境の変化は感じますか

展示会では2023年に5類感染症に移行したことにより、展示会への出展を控えていた企業が展示会に戻ってきているようで、会場内の賑わいも相当上がってきているように思いますし、当社の各種事業につきましても徐々に慌ただしくなってきたような気がします。やはり、最新の技術を直接見て、触って、商談するというスタイルの必要性を改めて実感しています。

そして社内では、体調に不安を感じたら出社しない、させないということを心がけています。特に二次感染の防止という部分には以前より気を付けるようになりました。

―経営の上で大切にしていることや意識されていることはありますか

当社は清掃と付帯事業を柱としている会社ですので「安全」「安心」「快適」。この三つを特に意識して業務に当たっています。

安全性の確保やお客様が安心して業務を委託できるよう確認作業の徹底や社内研修を積極的に推進することや東京ビッグサイトに来場する皆様が快適に施設を利用できる環境づくりというものを意識しております。

そのためにも常にアンテナを張り巡らせ、業界関係者の方との情報交換が大事と考えています。

―長くお仕事されてきて、特に印象に残っている出来事をお伺いできますか

晴海見本市会場で経験した出来事で二つばかり紹介したいと思います。

一つは「東京モーターショー」です。

1959年の第6回から晴海見本市会場で開催されたのですが、来場者の多さに圧倒されました。終業後、有楽町までバスを利用するのですが晴海通りが渋滞し、有楽町に到着する時間が全く読めない日は、銀座まで〜分かけてよく歩きました。私だけでなく来場者の方も結構歩く方がいて、その道中にある月島や勝どき辺りで食事したという声も聞き、地元飲食店への経済波及効果もあったんだなあと感じました。

二つ目は、晴海見本市会場とインテックス大阪で同時開催された「コミュニケーションカーニバル夢工場」も衝撃でした。

夏休みシーズンに空前の規模で開催されたイベントで東館(ドーム館)の内側にスクリーンを張り、ドームスクリーンには祭の夜OROCHIが上映され、観客は床に横になった状態で映画を楽しみ、スーパーゲームZではCCDカメラを搭載したラジコンカーを運転するアトラクションや東京会場と大阪会場で綱引きを行うなど、当時の先端技術を用いたイベントに驚かされました。

約1か月半の長期開催でしたが毎日会場内は来場者で溢れかえり、120分、180分待ちの行列が各所で発生していました。当時、会場内を歩いていると主催関係者と間違われ、ご意見を賜ることも多かったので、なるべく会場外を歩くようにしたことを思い出します。

東京国際見本市会場の風景(1996年に閉場)

―今後の展望などをお聞かせください

ビッグサイトサービスの元となった2社(東貿サービスと東貿クリエイティブ)には過去出向した経験があり、東貿サービスでは飲食店の営業も行っており、お店が忙しい時には蝶ネクタイを締めて接客対応なども行っていました。

また、東貿クリエイティブではイベント清掃の営業を担当していたので毎日のように主催者様を訪問させていただき、いろいろなご意見、ご希望を賜りながら業務を行ったという思い出があります。

まさに現在のビッグサイトサービスは展示会関係者皆様に育てていただいたという気持ちです。

今後、展示会産業の中でお役に立てるよう親会社である(株)東京ビッグサイトと連携し、ご利用者の皆様に喜ばれるような新たなサービスなどを提案させていただきたいと思いますので、引き続き関係者皆様のご支援、ご指導を賜れれば幸いです。

【レポート】東京ビッグサイトで「第99回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2025」が開催

2月12日~14日、東京ビッグサイトで「第99回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2025」が開催された。

同展はパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市だ。

同時開催展は「東京インターナショナル・ギフト・ショー春2025 第17回LIFE×DESIGN」「第37回グルメショー春2025」「TOKYO International Gift Show LIVING & DESIGN2025」。

会場は国内外の流通関係者たちでにぎわい、活発に情報収集や商談に臨んでいた。

速報によると総来場者数は224401人。うち海外来場者は3180人だった。

出展社数は2728社(うち海外から342社)。

次回開催は2025年9月3日(水)~5日(金)。東京ビッグサイトでの開催を予定している。

バンダイナムコHD、2000人規模の多目的ホール名称を「Shibuya LOVEZ(シブヤラブズ)」に決定

完成予想イメージ

バンダイナムコホールディングスが東京都渋谷区宇田川町に建設中の多目的ホールの名称が「Shibuya LOVEZ(シブヤラブズ)」に決定した。施設の運営はバンダイナムコミュージックライブの子会社であるバンダイナムコベースが担当。開業は2026年夏を予定している。

施設の名称にはバンダイナムコのパーパスである“Fun for All into the Future”を実現するべく、エンターテインメントやカルチャー、コンテンツを応援するファンのたくさんの「好き」を応援したいという想いと、人それぞれの異なる「好き」が大切にされる未来を創っていきたいという決意が込められている。

なお、ホール名称のロゴデザインは、「攻殻機動隊」や「機動警察パトレイバー」などでバンダイナムコグループとの縁が深いアートディレクターでフォトグラファーの田島照久氏が手掛けた。

同施設はバンダイナムコグループ内の利用に閉じることなく、多くの人にオープンに活用してもらい、多種多様なエンターテインメントを同施設から人、社会、そして世界につながる場所になることを目指す。さらに、施設を起点として、新しいIPの創出など積極的な挑戦を行っていく。

 

ホール概要

施設名称:Shibuya LOVEZ(シブヤラブズ)
所在地 :東京都渋谷区宇田川町9番5号(渋谷駅より徒歩9分)
敷地面積:約3,400㎡
延床面積:約8,200㎡
構造規模:地上4階/地下1階 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
収容人数:約2,000人予定
主用途 :コンサート、演劇、講演会、各種イベント他
開業時期:2026年夏予定
設計施工:佐藤工業株式会社、株式会社とお一級建築士事務所

アジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2025」2930社規模で開催へ

2024年の会場風景

日本能率協会(JMA)は3月11日(火)〜14日(金)の4日間、アジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2025」を開催する。

同展は約90カ国・地域より80,000名の来場者、13,000名以上の海外バイヤーも来場する、アジア最大級の食品・飲料展示会。1976年より毎年開催し、今年で50回目を迎える。最新の食品・飲料に出会える、出展者・来場者双方のビジネス拡大における絶好の場として、例年関係各位から高い評価を得ており、今回は世界74カ国・地域から2,930社が出展する。(2025年2月21日時点)

FOODEX JAPANでは、毎年フードトレンドを予測している。今年は、食事の味を引き立てる”引き立てワイン“に注目。アジア最大級のワイン展示エリア「FOODEX WINE」が新登場し、450種類以上のワインが揃う。イタリアンやフレンチだけでなく、ライトな料理や日本食にも合わせやすいナチュラルワインやノンアルコール・低アルコールワインをはじめ、食事を引き立てるワインは今後ワイン市場を牽引していくことが予想される。

また、コロナ禍以降、自宅で食事をする機会が増えたことで、「手軽に非日常を味わいたい」という需要から高級レストランの味を家庭で再現できる“プレミアム調味料”への関心も高まっている。調味料やスパイスは、国際的なフレーバーを食事に取り入れやすく、特にリッチな味わいを楽しめるプレミアム調味料は発展が期待されている。

さらに、近年の健康志向の高まりから、低塩で豊富なフレーバーが揃う調味料も市場を広げている。その他、冷凍技術の進化が止まらない、食品ロス対策など社会課題にも貢献し、手軽に美味しく楽しめる“フローズンフード”にも昨年に続き注目が集まる。

[座談会]映像業界の次世代経営陣に聞く 変化する業界にいかに向き合うか/日本映像機材レンタル協会(JVRA)×ピーオーピー 合同企画

人材不足やコンプライアンスの問題、若手世代の価値観の変化をはじめ、映像とイベントのビジネスが抱える課題は多い。特に経営者はこれらの課題と正面から向き合っていかなければならない。そこで日本映像機材レンタル協会(JVRA)と協力し、協会の次世代経営者4人をお招きした。業界の今後をどう読んでいるか、座談会で語り合ってもらった。

[登壇者]
・エージーエーコーポレーション 代表取締役 飯野 弘基 氏
ホテルや会議スペースをはじめMICE やオフィスの仕事が多い。若いスタッフが多く、平均年齢は33歳で、社員の7割が20代と30代。

・ストロベリーメディアアーツ 取締役 永渕 裕康 氏
下関の本社に加え東京ほか各地で拠点を展開する。主にイベント、コンサート、放送分野を手掛ける。

・マグナックス 代表取締役副社長 森谷 真義 氏
スクリーンの製造販売からスタートし、映像の制作も手掛けるように。ステージのマッピング映像を請け負うことが多い。

・ユーリンク 代表取締役社長 鵜澤 亮 氏
創業時は「マルチビジョン拡大機」を取り扱っており、その後レンタルにシフト。現在は株主総会を主に手掛けている。


各社の仕事に「色」がなくなっていく?

─今日は会社経営に携わる皆さんに集まっていただきました。皆さんは協会の活動を通して、すでにお知り合いなんですか

飯野 私は2年前に代表に就任して、昨年JVRAに入会したので、皆さんと比べるとまだまだ交流はこれからの段階です。でもマグナックスさんとはオフィスが近所なこともあって、やり取りがまったくなかったわけではないんですよ。

─なるほど。それでは早速、映像業界の昔と今についてお伺いしたいのですが、皆さんの入社当時と比べて、業界が変わった実感する部分はどんなところですか?

森谷 昔の現場と大きく変わったのは、やっぱり怒号が飛ばなくなったことですね。ステージ上から「バカヤロー!」と会場中に響いていたのがなくなって、スタッフが落ち着いて作業している。現場の雰囲気は良くなったと思います。

永渕 昨今のコンプライアンスの問題はじめ、常識が大きく変わってきているのは、僕らの業界もいわゆるメジャーになりつつある証拠じゃないですか? 社会に注目されるようになって、求められる基準も高まっているというか。

鵜澤 僕は皆さんより後から業界に入りましたが、機材と技術、ネットワークの進化で、常に仕事のやり方は変わっていきますよね。常に勉強していないと、いつの間にか置いていかれるな、という危機感はいつもあります。特に最近は生成AIの勢いがすごい。僕たちが携わる株主総会のような慎重な対応が求められる場でも、顧客から「生成AIで何かできるでしょ」と期待されます。新しい技術も取り入れていかなきゃいけないですし、技術が入れ替わるスピードも加速していると思います。

森谷 技術の進化で懸念するのは、「職人がいなくなってしまう」こと。昔、われわれが機材を触っていたときは、必ず専門の技術者がいた。時間をかけて機材の操作を覚えて、ようやく調整ができていたのが、今やプロジェクターを置くだけで映像がぴたりと合ってしまう。つまりわれわれの仕事が、特別なスキルを必要としない仕事になる世界が近づいているのかなと。経験が浅くても機材を持って行けば仕事ができる。
そうなると今度は、どういう風に自社の“色”を出して、お客さんに売り込んでいくかを考えなければ、事業の継続が難しくなっていく。各社の個性、技術の差を出していかないと、どこでも同じようなサービスが提供できてしまう。すでに昔よりも会社ごとの色が薄れてきている気がします。

永渕 確かに昔に比べて「職人」は本当に減ってますね。だからこれからは技術以外の、優秀な人材の育成、業務のスピード、現場の仕上がり、あるいは「人間力」といったような、技術以外で差がついていくのかも。われわれが取り扱っている商品はモノとはいえ、モノを運んで終わりの商売ではなく、やっているのはサービス業。お金を受け取って楽しませて、イベント参加者にいかに満足して帰ってもらうか。さらに言えば発注者が希望するものが納められるかが、この仕事で一番基本となる考え方ですからね。

(2ページ目に続く)

EventBiz vol.38 Booth Design Selection 2025

直接購入

編集内容

特集 Booth Design Selection 2025

昨年の展示会を彩った、40の空間を集めた。優れたデザインや機能性を持ち、話題とアイデアに富んだ各社選りすぐりの事例を、デザイナーの声とともに紹介する。。

特集 Booth Design Selection 2025

Booth Design Selection 2025

グローバルブランドコンセプト「To the last detail.」を体験する展示
オカムラ/日本デザインセンター

特別企画 「イベント業務管理士」資格制度を活用する

経営者インタビュー イベントがもたらす価値とは 西尾レントオール

その他コンテンツ
INFORMATION 「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)開会式
展示会の総合分析 2024年10月~ 12月
展示会の総合分析 2024年の年間統計
開催スケジュール(展示会) 2025年3月~ 5月
論考 寺澤 義親
MICETOPICS① 竹芝と八丈島をつないで 東京MICE の魅力PR 東京都/東京観光財団
海外MICE のデジタルイノベーション動向を探る 「第6 回横浜グローバルMICE フォーラム」レポート
「IGLTA 世界総会2024 大阪大会」から学ぶダイバーシティ対応
MICETOPICS② スポーツビジネスジャパンコンファレンス2025 が開催
JVRA座談会 映像業界の次世代経営陣に聞く 変化する業界にいかに向き合うか

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cluster、町田市観光コンベンション協会とタッグを組み「バーチャル町田シバヒロ」をオープン

イベント累計動員数3,500万人を超える、国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターは、町田市観光コンベンション協会と協力し、同協会が管理運営を行う施設、町田シバヒロ(東京都町田市中町、以下シバヒロ)の開園10周年を記念して「バーチャル町田シバヒロ」がオープンすることを発表した。クラスター社と観光協会がタッグを組むのは全国初。

シバヒロは約5700㎡の芝生がある多目的広場。週末を中心にグルメイベントやスポーツ教室、フリーマーケットなどの多彩なイベントを開催している。地域や学校のレクリエーション、企業、団体の各種催しの会場としても利用されているが、近年は近隣に大型マンションなどの建設が進んだ関係で音の大きなイベントの開催が難しくなってきている。

そこで、「メタバース空間で地域の方に親しまれてきたシバヒロのイベントを、リアル同様に実施したい」という思いから「バーチャル町田シバヒロ」がオープンした。

3月20日(木・祝)に開園10周年企画の第3弾として、オープニングイベント「町田シバヒロ10th Anniversary in cluster」を開催する。当日はお披露目として、様々なゲストが登場するステージイベントを用意。ご当地ヒーローやポッドキャストでおなじみのパーソナリティなど、バラエティ豊かなキャラクターが登場する。「シバヒロ」を知っている人も初めて来る人も、「シバヒロ」がどんな場所なのか、どんな楽しみ方ができるのかを体感していただける内容となっている。

また、リアルの町田シバヒロでは、「町田シバヒロマルシェ#5」を同時開催。町田市内外から多くの事業者が出店し、毎回多くの人が来場する。当日は「バーチャル町田シバヒロ」を体験できるスペースも用意する。

今週の展示会スケジュール(3/3~3/9)

▽千葉
03/05(水)~03/07(金)
幕張メッセ
Grinding Technology Japan 2025

▽東京
03/04(火)~03/07(金)
東京ビッグサイト
日経メッセ 街づくり・店づくり総合展
建築・建材展 2025
JAPAN SHOP 2025
リテールテックJAPAN 2024
SECURITY SHOW 2024
国際照明総合展 ライティング・フェア2025
・ビルメン CONNECT
・Good 家電 Expo

03/05(水)~03/07(金)
東京ビッグサイト
フランチャイズ・ショー2025

03/05(水)~03/06(木)
EBiS303
桐生テキスタイルプロモーションショー

▽神奈川

03/07(金)~03/09(日)
パシフィコ横浜
第59回 ジャパンゴルフフェア2025

▽大阪
03/05(水)~03/07(金)
インテックス大阪
メディカル ジャパン 大阪
クリニックEXPO[大阪]
次世代薬局EXPO[大阪]
感染対策EXPO[大阪]
病院EXPO[大阪]
介護・福祉EXPO[大阪]
医療DX・IT EXPO[大阪]

[講演会レポート]展示会の集客力を高める工夫を解説 – 第15回 夢メッセみやぎ講演会

みやぎ産業交流センターは2月18日、夢メッセみやぎ(宮城県仙台市)で「第15回 夢メッセみやぎ講演会」を開催した。本講演会ではシャベリーズ代表取締役・丸山久美子氏が、展示会での集客を成功させるための手法を紹介した。講演には出展者から業界関係者まで幅広く集まり、参加者は実践的なアドバイスに熱心に耳を傾けた。

来場者視点で考えるブース設計

丸山氏はまず「展示会での集客は来場者の視点に立つことが重要」と述べた。多くの出展者は、自社の商品やサービスを中心に考えてブースを設計しがちだが、来場者がどのようにブースを認識し、どこに視線を向けるのかを考慮することで効果的な集客が可能になるという。「出展者はブース内側に立つことが多いため、視点が固定されがちです。しかし来場者は通路からブースを眺めるため、見え方が異なります。設営時には通路に出てブースを外側から見直すことが重要です」(丸山氏)。

続いて「来場者に声をかける際の第一声の重要性」についても強調した。よくある「こんにちは」「いらっしゃいませ」といった一般的な挨拶は、来場者が無視しやすいNGワードだと指摘。その代わりに、来場者が見ているものを端的(3~5秒程度)に説明すること。さらに、イエス・ノーで答えられる簡単な質問や選択肢を提示する質問を組み合わせることで来場者の関心を引き、より効果的な会話につなげることができると解説した。

名刺交換で「見込み客」を見極める

展示会の成果を左右する要素のひとつとして、丸山氏は名刺交換の質を挙げた。ただ名刺を集めるだけでなく、見込み客かどうかを見極めることが重要で、「名刺交換はできるだけ早い段階で行うべきです。理想は会話の3往復以内。早めに交換することで相手の会社名や役職、部署などが分かるため、商談の可能性を見極める大きな手助けになります」と述べた。

講演では、実際に展示会で成果を上げたテクニックが多数紹介され、参加者が積極的にメモを取るようすが見られた。また、講演後のアンケートでは「ブース装飾に関する内容がすぐに実践できると感じた」「悩んでいたことが解決できそうな気がした」「対応できそうなことが学べた」といった声が寄せられ、具体的かつ丁寧な内容が参加者から高く評価された。