宮地先生のワンポイント・アドバイス 展示会の壷
Vol.4ワンポイント・アドバイス
ステージ演出のストーリーを検討
ステージ演出のストーリーは、来場者のなかから観客となるターゲットを絞り込み、そのターゲットの目線でシノプシス(あらすじ)を検討する必要がある。そして、構成台本やシナリオ、進行台本の作成へと作業を進めていく。
効果的な演出技術で魅力をアップ
ステージ演出では、ストーリーに対して音響、照明、映像、特殊効果(SE)などの演出技術を効果的に利用して、魅力をアップさせたい。スモークやレーザーなどの特殊効果を使用して効果な演出をする場合もある。
エデュテインメントの発想が大切
ステージの初めから終わりまで、子供たちを飽きさせずに引き付け、環境について関心をもってもらうためには、エンターテインメントの手法を駆使することが大切である。楽しみながら学ぶという概念を表す言葉として、エデュケーションとエンターテインメントとからエデュテインメントという言葉が作られた。
Education + Entertainment
Education + Entertainment
来場者をブースに引き付けるための工夫
展示会では、来場者をブースに引き付けるため、寸劇やデモンストレーションなどのステージ演出が重要な役割を担っている。そして、ステージ終了後にはスムーズにアンケートを回収したり、ブース内を見学してもらえる流れを作り出したい。
しかし、たとえ3分や5分のステージであっても、終わりまで来場者を観客として引き止めておくことはむずかしい。工夫が必要である。(展コミvol.4抜粋)
エコプロダクツ
「~地球と私のためのエコスタイルフェア~エコプロダクツ2007(通称:”エコプロダクツ”)」が2007年12月13日~15日の3日間、東京ビッグサイトの東1~5ホールで開催された。昨年の開催で9回目を迎えた同展は、過去最大規模となり632者、1405小間が出展。3日間の来場者数も16万4903人となった。
プロフィール
宮地 克昌(みやち かつまさ)1958年東京生まれ 1980年早稲田大学 理工学部 建築学科卒。(株)乃村工藝社、(株)博報堂を経てフリーに。現在、福山大学人間文化学部人間文化学科メディアコミュニケーションコース客員教授。 (社)日本イベント産業振興協会主任研究員。イベント学会会員 |