宮地先生のワンポイント・アドバイス 展示会の壷
Vol.6 ワンポイント・アドバイス
ホスピタリティを身につけよう
ホスピタリティは、感謝や感激の気持ちから生まれる購買意欲やリピート効果にもつながっていく。ホスピタリティを身につけることは、展示会の出展担当者にとっては特に必要である。
社員教育の成果が問われる
来場者が少ない時間でも、私語を慎み、気の抜けた態度を取らないなど、運営スタッフへの接客に関する指導を徹底しよう。(展コミvol.6抜粋)
マニュアルを超えた対応をしよう
マニュアルに対する過度の信奉は、良い接客の妨げになる。実際の展示会の運営現場では、マニュアル化できない部分で、柔軟で速やかな対応が求められる場合も多い。「ホスピタリティに関するレベルの高い会社ほどマニュアルがない」とも言われている。(展コミvol.6抜粋)
おもてなしは、来場者を観察して状況に合わせる
来場者とのコミュニケーションは、まずは気持ちの良い挨拶からはじめ、来場者を観察することが大切である。人の感覚は、あいまいなものであり、人によって違う。したがって、より良い接客サービスは、そのときの状況や相手に変化する。”気持ちの良いおもてなし”は、単に手厚ければ良いというものではない。(展コミvol.6抜粋)
国際モダンホスピタルショウ
2008年7月16日~18日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで医療・行政分野の専門展示会「国際モダンホスピタルショウ2008」が開催された。出展者数は375社、展示面積は8,000m2の規模。来場者数は3日間で77,800人であった。
プロフィール
宮地 克昌(みやち かつまさ)1958年東京生まれ 1980年早稲田大学 理工学部 建築学科卒。(株)乃村工藝社、(株)博報堂を経てフリーに。現在、福山大学人間文化学部人間文化学科メディアコミュニケーションコース客員教授。 (社)日本イベント産業振興協会主任研究員。イベント学会会員 |